設計審査

経験豊かな担当者による確実な審査と結果の共有により成果品の品質確保・向上に努めています。
近年、設計業務は図面の表記ミス、設計基準の取り違え、強度計算ミス等の発生により設計業務の品質低下が懸念され、ミスの内容によっては大きな手戻りによる事業に損害を与える可能性があります。

このような状況の中で、弊社ではそれら設計ミス発生の防止対策として設計者とは別の第三者による設計成果品の審査を実施します。

誰にでも設計ミスは必ず発生するという前提で、専門審査担当者が審査を実施します。

目的

設計ミスの発生を防ぐ事で成果品質を確保し、発注者の要求性能を満足します。

対象業務

社内の設計業務審査及び第三者による照査業務の対象は以下のとおりです。

【1】道路設計 道路詳細設計、道路予備設計、交差点詳細設計、
付帯施設設計
【2】橋梁設計 橋梁詳細設計、補修・補強設計
【3】一般構造物設計 擁壁、ボックスカルバート
【4】トンネル設計 坑門工、本体工、排水舗装
【5】電気機器・情報施設設計 情報システム設計、照明設備設計、
情報システム端末機設計

内容

社内の設計業務審査及び第三者による照査業務の対象は以下のとおりです。
ⅰ)設計基準・設計要領を満足しているか、設計条件は正確か、施工上の問題は無いか等をチェックします。

必要に応じて設計ツール(CAD,表計算・線形計算・構造計算ソフト)を用いて、設計手法が妥当か検証するといった高度な審査に対応しています。
ⅱ)設計資料として旧設計基準・設計要領等も十分に取り揃えています。

構造物の補修・補強設計業務への対応も可能です。
ⅲ)詳細設計業務では照査根拠となる資料としてチェック済の照査結果提示を求められます。

弊社では、確実な審査チェックの実施とわかりやすい審査結果を提示するため、設計成果に対して修正箇所は黄色で消去し、赤書で訂正する「赤黄チェック」を標準とし、指摘内容を「審査結果シート」として取りまとめます。
ⅳ)「赤黄チェック」済の設計成果と「審査結果シート」は、社内成果品として工事完了まで保管します。

さらに審査結果を継続的に整理・分析し、対応策を含めて「審査結果報告」として社内で共有する事で、ミス防止・削減のために役立ています。