調査・診断部門

ひずみ(応力)測定

金属、コンクリート等のひずみ(応力)状態を知る

ひずみゲージは機械的な寸法の微小な変化(ひずみ)を電気信号として検出するセンサで、材料や構造物の表面に接着してひずみを測定すれば、強度や安全性を知ることができます。このため、機械、自動車などの移動体、電機、土木建築、医学、食品などの各業界で使用されています。

また、力、圧力、加速度、振動、変位、トルクなどのセンサの受感素子としても応用され生産ラインなどの計測・制御用としても使用されています。

当社では、土木建築等構造物(金属,コンクリート等)のひずみ(応力)を知る際に、ひずみゲージを利用した応力測定を実施しております。
【ひずみゲージの原理 】
金属材料は、その金属固有の抵抗値をもっていますので、外部引張力(圧縮力)を加えられると伸び(縮み)、その抵抗値は増加(減少)します。金属材料にひずみが加えられたときRであった抵抗値が⊿Rだけ変化したとすれば、次の関係が成り立ちます。
 
⊿R/R = Ks・⊿L/L = Ks・ε
   
Ksはゲージ率といい、ひずみゲージの感度を表す係数で、一般用のひずみゲージで使われている銅・ニッケル系やニッケル・クロム系合金ではほぼ2です。