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蛍光エポキシ樹脂を用いたコンクリ-トの微細ひび割れ観察

コンクリート構造物から採取した微細ひび割れを有するコア試料に、蛍光染料を添加した超低粘度形注入用エポキシ樹脂を低真空状態で注入・硬化させ、コア切断面に紫外線を照射して微細ひび割れ等を可視画像として評価化します。

本技術の特徴

・コンクリ-ト内部に生成されたひび割れの可視化。
・微細なひび割れ(0.02mm程度)まで適用可能。
・深さ方向のひび割れ調査が可能。
材料劣化を生じたコンクリ-ト構造物の補修設計では、劣化深さを把握する必要があります。従来の調査方法であるコア採取による目視観察、棒型スキャナ-などでは、微細なひび割れ(0.02mm程度)については適用の対象外でした。
本手法では、蛍光エポキシ樹脂を用いたコンクリ-ト内部に生成された微細ひび割れの可視化により、劣化の有無や劣化深さの把握、微細ひび割れの生成状況(パタ-ン)から劣化原因を推定するなど、適切な補修工法を選定するために必要な精度の高い調査結果を得ることが可能です。


現場にて採取したコンクリ-トコア資料

蛍光エポキシ樹脂含浸法によるひび割れ観察

試験方法

①現場にてコンクリートコア試料を採取

②蛍光染料を添加した超低粘度形注入用エポキシ樹脂にコア試料を浸漬

③1/100気圧の低真空状態で注入・硬化

④送水式コンクリートカッターを用いて硬化コアサンプルを深さ方向に切断

⑤切断面に紫外線を照射し、蛍光に発色した状態のコアをカメラで撮影・記録