技術・専門家

情報ボックス耐火防護の調査、改修設計

道路維持のためのCCTV等の通信管路である情報ボックスは、橋梁区間においては桁下に添架となるため、耐火防護設備により火災による熱害から通信線を防護しています。
この耐火防護設備は北海道特有の過酷な気象・自然条件等により年々劣化が進行しています。
特に山間部では積雪荷重による圧力の他、雪崩・落雪・落氷という高い衝撃にさらされ、損壊や変形、雪解け水の浸透・凍結による損傷が起きています。
当社では、情報ボックス通信管路において、橋梁耐火防護設備の損傷状況および要因を確認し、補修方法および対策方法の設計を行います。

フロー例

冬期の氷雪害調査を行います。
損傷が激しい場合は耐火防護材内部調査を行い、サンプルを抽出して損傷要因判定します。 
 
 

耐火防護用防雪カバー形状の検討

夏期に損傷詳細調査を行い、改修案比較検討、詳細設計を行います。
既設の防雪カバーが使用出来る場合は活用します。

防雪カバーの材質は、十分な強度と耐腐食性を有する高耐触性鋼板を採用しています。
(スーパーダイマ/ZAM鋼板)
  

模型サンプルを用いた耐火防護補修方針の説明

耐火防護工法の比較資料を作成の他、模型サンプルを用いて解りやすい耐火防護補修方針の説明を行います。
耐火防護補修工法の比較検討例

耐火防護補修工法の比較検討例