水中溶接に代わるAℓ陽極の取り付け方法(磁気吸着工法)
従来工法である水中溶接によるAℓ陽極の取り付では、溶接部位が強度低下を誘発することが1983年と1993年に発生した大規模地震における鋼矢板岸壁の被災にて確認されています。本工法は、永久磁石の磁力(以下:吸着力)を用いて、鋼矢板に溶接・孔開け・ボルトの植え込み等の物理的な加工を施すことなく、Aℓ陽極を強固に取り付けることを可能にした工法です。ネオジム磁石の強力な吸着力を応用して開発した「磁気吸着装置」が、Aℓ陽極と鋼矢板を強固に吸着します。
一般社団法人日本磁気吸着工法協会
磁気吸着工法®
NETIS登録番号 : SKK-140001
新技術名称 : 磁気吸着工法
磁気吸着工法®
NETIS登録番号 : SKK-140001
新技術名称 : 磁気吸着工法
磁気吸着装置の特徴
・防食対象施設に物理的な加工(溶接・孔削等)を施す必要がありません
・防食対象施設(特に鋼矢板)の強度低下を誘発しません
・水中に電力を持ち込まないので安全性が大幅に向上します
・作業が簡単で潜水士間の技量格差を生じません
・陽極の取り付け時間を大幅に短縮して施工費を低減します
・陽極の取り付け取り外しが自在です
・防食対象施設(特に鋼矢板)の強度低下を誘発しません
・水中に電力を持ち込まないので安全性が大幅に向上します
・作業が簡単で潜水士間の技量格差を生じません
・陽極の取り付け時間を大幅に短縮して施工費を低減します
・陽極の取り付け取り外しが自在です
磁気吸着装置の構造 | 磁気吸着装置の形態と取付け状況 |
磁気吸着装置を用いたアルミニウム合金陽極の取り付け手順
陸上でアルミニウム合金陽極に 磁気吸着装置を取り付ける |
鋼矢板の吸着部の海生生物・錆等を除去する (第3種ケレン程度) |
研掃位置にアルミニウム合金陽極を誘導して 鋼矢板に仮吸着させる |
吸着力調整ボルトを後退させて磁気吸着装置を 鋼矢板に密着させる |