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高純度亜鉛箔テ-プを用いた腐食対策(メタルガード)

本工法は、溶融亜鉛メッキの防食・防錆機能を、高純度亜鉛箔を用いて具現化しています。対象となる鋼材の表面を清掃(錆・塗料片などを除去)し高純度亜鉛箔テ-プを貼ることで、耐食性に優れた亜鉛被膜を形成して鋼材の腐食を防止します。
厚さ0.1・0.2mmの高純度亜鉛箔に、導電性の粘着材を塗布して幅25~200mmのテープ状に加工してあります。対象となる施設の表面を清掃して貼り付けるだけで、亜鉛メッキと同等の優れた防錆・防食機能を持つ厚膜型の亜鉛皮膜を形成することができます。

一般社団法人日本磁気吸着工法協会/磁気吸着工法®

特徴

・溶融亜鉛メッキ層の損耗を防止して寿命を延長します
・損耗した溶融亜鉛メッキ層の上に重ね張りが可能です
・酸洗い、サンドブラスト等の下地処理が不要です
・取り扱いが容易で作業員による個人差を生じません

本工法の防食機能

[被覆機能]
鋼の表面に高純度鉛層と亜鉛―鉄合金層を形成しその被膜が鋼を大気や水分から遮断します。
[犠牲機能]
被膜が損傷した場合には高純度亜鉛層が犠牲機能を発揮します。
[ 適用対象]
・ 鋼製支柱(標識柱、橋梁防護柵支柱等)
・ 配管架台・ケーブルラック
・ その他 メッキ保護の劣化、損耗、発錆、腐食部分
 
  

鋼製地覆の施工事例(しまなみ海道生口橋)